玄関リノベーションで叶える、理想のおうちづくり【費用相場と事例を紹介】


(公開日:2022年12月28日/更新日:2023年10月23日)




リノベーションを考慮する際、多くは玄関から始めます。その理由は、玄関改修が非常に効果的でコスト効率も高いからです。


この記事では、玄関リノベーションの利点、実施時の注意点、費用相場、そして費用削減のコツを解説します。また、防犯対策の要点、玄関ポーチのアレンジ方法、リフォームの手順、信頼できる業者の選び方なども紹介します。


玄関を変えることで住環境全体のイメージが大きく変わります。ぜひ参考にしてください。

玄関リノベーションのメリットと注意点


玄関リノベーションをするメリットと、リノベーション実施時の注意点をご紹介します。
注意点に気を付けながら、リノベーションのメリットを存分に味わいましょう。

玄関リノベーションがもたらす3つのメリット

玄関リノベーションには、主に3つのメリットがあります。


玄関のリノベーションによって家全体の雰囲気を変えられる


玄関は来客が最初に目にする場所であり、家の顔とも言えます。好みや家の雰囲気に合わせてリノベーションすることで、来客に対する印象を大きく変化させられます。
デザインが古い、築年数の経過で汚れが目立つ場合には、玄関リノベーションで新たなイメージを創出しましょう。


収納スペースを拡張できる


2つ目のメリットは、収納スペースを拡大できることです。家族の靴が散らばっていたり、靴箱に入りきらない状態ではないでしょうか?また、傘や工具など、多くのアイテムを玄関に置く方も少なくありません。

そんな時は玄関のスペースを拡張したり、収納を増やしたりするリノベーションによって、整理整頓が容易となり、常にきれいな状態を維持できるようになります。


エコな住宅を作ることができる


3つ目のメリットは、よりエコな住宅へと進化できることです。冬に玄関が冷え込んでいたり、冷気が侵入する場合、玄関ドアや周りの断熱性を高める必要があります。格子戸やすりガラスのドア・サッシは、冷気の侵入や夏場の熱気の透過を許しやすい特徴があります。快適な住環境を作るため、エコ住宅を目指すためには、玄関の断熱性向上に取り組むことが重要です。

適切な断熱材を使用したリノベーションにより、室内の温度を快適に保つことができ、さらにはエアコンの効率も向上します。

玄関リノベーションの際に注意すべき点

メリットを理解した後は、玄関リノベーションの際に注意すべきポイントを見ていきましょう。


外観全体の調和を保つ

フルリノベーションではなく、玄関だけをリノベーションする際には既存の部分との調和を忘れないように注意しましょう。

玄関のリノベーションにおいて注意すべき点は、外観全体の調和を保つことです。玄関はドア、ポーチ、室内側の土間等から成り立ちますが、リノベーションを考える際には外壁やアプローチ、廊下の床なども含めた全体のデザインを視野に入れることが重要です。

新しいドアの色や素材が既存の外壁と合わない、あるいは玄関土間と廊下の床の色が不一致であると、全体の統一感が損なわれ、玄関だけが浮いて見えてしまう可能性があります。フルリノベーションではなく、玄関のみのリノベーションを行う場合でも、外観全体の調和を念頭に置くことが重要です。


防犯対策を忘れずに

現代社会では、不審者によるピッキングや強行突破といった犯罪が増加しています。そのため、家族を守るために玄関のリノベーション時には、物理的な防犯対策と機能的な対策を重視すべきです。

堅固な素材とピッキング防止のシリンダーを用いたドアや、ダブルロックに補助錠を追加することで物理的な安全性を向上できます。また、外部を視認できるドアスコープだけでなく、カメラ付きインターホンの設置など、リノベーションを通じて防犯機能も考慮しましょう。


玄関リノベーションの費用相場と削減のコツ


玄関リノベーションをする際には、予算オーバーにならないように注意し、ムダな出費を避けましょう。
工事は予算内で行われるべきです。
ここでは、費用相場や削減のコツについて説明します。

玄関リノベーションの費用相場

まず、玄関リノベーションの費用相場を施工箇所ごとに見ていきましょう。


鍵の交換やドアの交換の費用相場

鍵やドアを交換するだけであれば、10万〜30万円程度です。多くの場合、当日中に作業が完了します。

網戸の設置や内装補修の費用相場

鍵やドアの交換に比べて、網戸の設置や内装補修は比較的安価で、10万円程度で住む場合がほとんどです。費用を抑えて玄関を明るくしたり、広々とした空間を演出したりできます。

収納や建具の設置に関する費用相場

収納や建具の設置は玄関リフォームの中では大がかりな工事ですが、ポイントを絞れば50万円以内に抑えることも可能です。

ここまでは施工箇所ごとの玄関リノベーションの費用相場を紹介しました。ここからは玄関リノベーションの費用について、知っておくべき点を紹介します。

断熱ドアや飾りドアにすると50万円ほどかかる

エコな住宅への第一歩として、断熱性能に優れたドアに交換する場合は50万円ほどかかります。導入コストは高いですが、電気代の節約につながる・夏、冬を快適に過ごせるなどのメリットがあります。

性能の高い断熱ドアと同様に、見た目がおしゃれで造りが複雑な飾りドアも高額です。

高齢者や車椅子ユーザーにとって有益な引き戸のリノベーション


高齢化社会の進展に伴い、玄関を引き戸へと変えるリノベーションが注目されています。引き戸は車椅子を利用する人や高齢者にとって、開閉や出入りが容易であり、介護対策としてのリノベーションとして評価が高まっています。

ただし引き戸は構造上交換が複雑で、開閉に適した構造変更や、間口の外構工事が必要となります。そのため、工事費用は一般的なドアの交換よりも高くなることがほとんどです。

門扉も一緒にリノベーションすると150万円くらいかかる


家の顔といえば、まずは門扉、そして玄関へと続きます。
外観を一体的に美しくリノベーションしたいと考え、玄関だけでなく門扉も同時にリノベーションする場合には、その分費用が高くなるので気を付けましょう。


玄関リノベーションの費用を抑える方法

あれもこれも考えてしまうと、コストは際限なく上がってしまいます。ここでは、玄関リノベーションの費用を抑えるための方法を大まかに3つご紹介します。


リノベーションの優先順位を決めておく

施工会社に依頼する前に、まず優先順位を明確にしておきましょう。

予算を設定した上で、玄関リノベーションに求めることや実現したいことをリストアップし、譲れないポイントや予算が合わなければ妥協できる点を探す必要があります。

たとえば、防犯性の高い引き戸にすることが最優先の場合、断熱性やデザイン性は予算に余裕があれば考慮するといった具体的な形で優先度を設定します。

本体価格の安い既製品のドアから選ぶ


玄関ドアの交換はリノベーションの中でコストのほとんどを占めます。
上述した通り断熱ドアや装飾ドアはコストがかかるため、費用を削減したい場合は本体価格の安い既製品のドアを選択するのが賢明です。
価格が手頃でも、ピッキングに強い鍵を備えた防犯性の高いドアはたくさんありますよ。

複数社の見積もりを比較する


玄関リノベーションの際は信頼性と経験豊富な業者を選ぶことが重要です。

玄関リノベーションの実績が豊富な業者は。部材の仕入れルートが確立しており、高品質なドアなどをコスト効率良く提供できる場合があります。そのため、同じメーカーのドアや同様の工事でも、より質の高い工事が低コストで施工できるんです。

いきなり一つの業者に決定せず、複数社から見積もりを取り、見積もり内容を比較して、信頼できる業者をお探しください。

経験が豊富な業者は、ノウハウが豊富で顧客満足度が高いため、理想を叶えてくれるかもしれませんよ。リノベーション事例をチェックして、自分の好みのリノベーション実績がある業者を選ぶのもひとつの方法です。

 

私たちCMCは近畿圏を中心に、多くのリノベーション実績がございます。戸建リノベーションに欠かせない耐震診断は8,000件以上対応いたしました。

玄関リノベーションを依頼する業者についてお悩みの方は、一度ご検討くださいませ。

 

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玄関リノベーションで印象をガラリと変える



玄関リノベーションで外観の印象をガラリと変えたいなら、色やデザインの選び方や玄関ポーチのアレンジをどうするかがポイントです。

防犯対策にも配慮しながら、どのようにリノベーションすれば良いのかを見ていきましょう。

色やデザインの選び方

玄関リノベーションにおける色やデザインの選び方は、直感的に色を先に選ぶのではなく、慎重に選ぶ必要があります。まず、玄関を外装全体の中で目立つアクセントにするのか、それとも外観と調和させるのかを決定しましょう。既存の外壁や門扉の色やデザインに対し、玄関をどの程度目立たせるか、または統一感を持たせるかを考慮します。

 

次に、ドアの素材を選びます。玄関ドアは多種多様で、重厚感のある金属製、ナチュラルテイストなウッド製、ガラス入りの洗練されたデザインなどがあります。選ぶ素材により、玄関の印象は大きく変わります。

 

最後に色を選びます。最初に決定した玄関を目立たせるバランスを基準に、素材に合う色を選びましょう。金属製のドアは色のバリエーションが豊富で、ウッド製のドアもライトブラウンやダークブラウンなど、自然の色彩を選べます。

玄関ポーチのアレンジ

玄関ポーチは来客時などにおしゃれな印象を与えることや外部との対応がしやすくなるほか、雨の日の出入りが楽になるなどさまざまな役割を果たします。
そのため、見た目のデザインをはじめ、サイズや機能性にもこだわって設計することがポイントです。
以下で押さえておきたい3つのポイントを紹介します。

ポーチのサイズは余裕を持つ


玄関前の前庭の広さや駐車スペースとの関係にもよりますが、敷地に余裕があるならポーチのサイズは大きめのほうがおすすめです。

高級感が出ますし、今ニーズが高まっている簡易的な宅配ボックスを置くなど、使い勝手が良くなります。


床面のデザインにこだわる


玄関ポーチの床面デザインは来客への印象へ大きな影響を及ぼします。良好な水はけを保つために、タイルやコンクリートの使用が基本となりますが、その中でも多種多様な色やデザインを選択できます。

さらに、車椅子やベビーカーの利用を考慮し、段差を排除したバリアフリー仕様にすることで、幅広い世代に対応した使い勝手の良いデザインを実現することが可能です。


庇のデザインにこだわる


雨をしのぐためにも、庇は大切です。庇が小さすぎると雨が吹き込み、雨の日の出入りが不快になります。

庇のサイズ感や形状にもこだわりつつ、玄関ドアや外壁などとマッチしたデザインを検討しましょう。


防犯対策のポイント


近年、各地で増加している空き巣犯や強盗犯は玄関から堂々と入ってくるケースも少なくありません。彼らはピッキングやサムターン回しといったノウハウでドアを開けて人目を避けて忍び込んだり、宅配業者などを装ったりもします。

玄関リノベーションの際の防犯対策として以下のポイントを理解しておきましょう。

補助鍵を付けて鍵を2つ以上にする


ピッキングやサムターン回しに強い防犯性能の高いドアを選ぶとともに、ワンドアツーロックを基本にしましょう。ドアの上下に2つの鍵が付いているのに加えて、チェーンなどの補助錠も付いていると安心です。


人感センサー付きの常夜灯を設置する


夜間や曇りの日など周囲が暗い時に、人影を感知すると点灯する常夜灯を設置しましょう。

スイッチで点灯をコントロールする照明では、うっかり付け忘れることや留守の時に光りません。外部電源やソーラー発電といったエコなLED球を用い、暗くなって人が近づいたら勝手に点灯して、不審者を威嚇してくれるタイプがおすすめです。


カメラ付きインターホンを設置する


誰が来たのかわからないまま、玄関ドアを開けるのは大変危険です。補助錠越しに確認しても、わずか指1本の隙間からドアをこじ開けて入ろうとする悪質な犯罪者もいます。


カメラ付きインターホンを設置し、必ず誰であるかを確認し、信頼できる人だけに対応するようにしましょう。


玄関リノベーションの流れ


リノベーション工事中は玄関の利用が制限される可能性があるため、工事の進行手順を事前に把握することで、生活の不便を最小限に抑えましょう。

玄関リノベーションの流れ

上述した手順で玄関リノベーションの理想を固めます。次に業者を探し、複数業者から相見積もりを取ります。見積もりの際は現地調査が必要なので、立ち会わなければなりません。

各業者の見積もりを比較検討して信頼できる業者を1社選びましょう。

提案してくれたプランをもとに、詳細なデザインや素材を決めていきます。全て決まったら契約して工事の日程を取り決めましょう。

玄関ドアの交換だけなら1日で済みますが、土間やポーチ、間口の工事などを行うと数日から1〜2週間かかることもあります。工事の進捗により、玄関からの出入りができないこともあるので、裏口や即窓からの出入りを検討しましょう。慣れない生活になるので、靴の扱いや戸締りなどに気を付けてください。
工事中の玄関は夜間でも防犯が徹底できるよう、対処してもらえるので安心してくださいね。

工事は1つの会社の中でも、それぞれの専門職人が来て対応します。
土間やポーチなどの施工を得意とする左官職人や玄関ドア交換のプロフェッショナル、照明器具やインターホン取り付けができる電気工事士などが連携しながら、仕上げてくれます。


玄関リノベーションの施工業者の選び方

では、玄関リノベーションはどのような業者に依頼するのが良いのでしょうか。

選び方の重要なポイントは、これまで説明してきたような玄関リノベーションの目的を実現してくれるかです。

プランニング力と技術の高さをチェック

玄関リノベーションによる印象変化、断熱性強化、防犯力向上といったデザインと機能を一体化させるためには、予算に応じた計画立案とそれを実現する技術力が必要です。

ただし、こういった能力を持っている業者かどうかは、話を聞くだけでは確認できません。

過去の施工例や客の体験談を参照し、その実力と実績を評価することが重要です。


総合的な設計力

防犯性の高いドアにしたい、人感センサー付きの照明を付けたいと希望した際に、ドアを交換するだけなら、鍵業者でも対応できますし、照明を付けるだけなら電気工事の資格があれば可能です。

玄関リノベーションはドアや照明といった設備の交換にとどまらず、全体のデザインや機能を高めるための工事です。
そのため、玄関全体など総合的に考えてくれる業者を選ばなくてはなりません。
設計力が高く、既存の外壁や門扉などの外構との統一感やアクセントを見出し、デザインと機能を融合させた玄関リノベーションができる業者を選びましょう。


費用面のチェック

いかにおしゃれなデザインや高機能な設備の提案をされても、予算に見合わないのでは実現が難しくなります。

見積もりをもらって費用の内訳を確認するのはもちろん、追加料金があるか事前にチェックしましょう。後から追加料金が発生すると、予算オーバーになり、満足度が下がります。

 

リノベーション業者の選び方についてもっと詳しく知りたい場合はこちらをご覧ください。

▶︎ リノベーション会社の選び方|優良業者を見極める5つの視点

 

玄関リノベーションで叶える、理想のおうちづくり まとめ



玄関リノベーションがもたらす3つのメリットは、玄関のリノベーションによって家全体の雰囲気を変えられる、収納スペースを拡張できる、エコな住宅を作ることができることです。

注意すべき点はドアや壁、床など1箇所だけ浮かないようにすること、防犯対策を忘れずに行うことです。

玄関リノベーションの費用を抑えるには、優先順位を決め、複数社の見積もりを比較することがポイントになります。

施工業者の選び方として、設計力と技術力があり、予算の範囲内で玄関全体など総合的に考えてくれる業者がおすすめです。


CMCはリノベーション実績が豊富であり、お客様へのアンケート調査で95%が大満足または満足と回答している満足度も高い業者です。

玄関リノベーションをしたい時は、お気軽にご相談ください。

 

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