耐震補強が最も効果的ですが、費用面などからどうしても耐震補強できない場合には、「耐震シェルター」という方法があります。
耐震シェルターとは、木材や鉄骨で作った強固な箱型の空間(シェルター)のことで、万一、住宅が倒壊してもシェルターの中にいる人の命を守ってくれます。
耐震シェルターは安い
大阪府のホームページによると耐震補強工事の半数以上が250万円未満で行われているとのことですが、住宅の規模や補強内容によってはもっとかかることもあります。
一方、耐震シェルターの工事費は100万円~150万円です。
耐震補強ができない場合には耐震シェルターの設置を検討してみてはいかがでしょうか。
耐震シェルターの工事は早い
耐震シェルターは組立と設置が約1週間で完了します。
部屋の内側に小さい部屋を作るイメージなので、住みながらの工事が可能です。
耐震シェルターは強い
住宅が倒壊したとしてもシェルターは潰されることなく、中にいる人の命を守ってくれます。
家全体の耐震性は高められませんが、普段使っている寝室などをシェルターにすることで、就寝中に発生する地震にも備えられます。
耐震シェルターも市町村の補助金が使える場合がある
耐震補強工事では市町村の補助金を活用できる場合がほとんどですが、実は耐震シェルターを設置する場合にも、市町村の補助金を活用できる場合があります。
市町村によって、補助要件や補助額が異なりますので、耐震シェルターをご検討の方はお住いの市町村に確認してみてください。
▶大阪府内市町村担当窓口はこちら(大阪府ホームページ)