おしゃれな戸建てに住みたい!夢を叶えるリノベーション事例集!
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カテゴリー:リノベーション
築年数の経過した実家を相続した際や気に入った立地に手ごろな中古物件を見つけて購入を検討する際に、リノベーションを考える方が増えてきました。
新築で1から100まで全ての希望を叶えられるわけではないけれど、「おしゃれな戸建てに住みたい」という方に対して、本記事では夢を叶えるリノベーション事例集をご紹介します。
思わず真似したくなる!戸建てのおしゃれリノベーション事例3選
リノベーションはリフォームとは異なり、古いデザインや、老朽化などのマイナス要素をゼロに引き上げるのではなく、プラスαを目指すのがポイントです。物件の魅力をアップさせる、思わず真似したくなるような、戸建てのおしゃれリノベーション事例を3つご紹介します。
土間を活かしたおしゃれリノベーション
現代の戸建て住宅では、土間がある家はほとんどありません。昭和の初期や高度成長期の前に建てられたような古い住宅だからこそのスペースです。今となっては希少なスペースだからこそ、失くしてしまうのではなく、活かしてみませんか。
土間を残して、リビングと馴染むスタイルにすることで、愛用の自転車のメンテナンスやDIYをするスペースなどに活用できます。
土間は様々な用途で使えますが、特にアクティブなライフスタイルを好む方にピッタリです。色も素材もハードなテイストでアウトドア用品と馴染むスタイルにすれば、さらに魅力がアップします。
Before
After
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ローコストなおしゃれリノベーション
施工前もL型キッチンが配置されているなど、現代でも人気のスタイルではあったのですが、どこか昭和レトロな感じが出てしまっています。
リノベーションでは、トレンドの自然素材を配し、空間が広く見えるようにリビングに付け、梁と筋交いを取り付けたことで、ローコストながらも高級感ある見た目に仕上がりました。
玄関の奥にはビビッドなピンクの壁を配してアクセントを加え、キッチンの床はフローリングからレンガ調のフロアを採用しました。シーリングファンも映えますよね。
Before
After
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シンプルなおしゃれリノベーション
古びた印象で暗いイメージのお部屋でしたが、打ちっぱなしの壁と書斎をアクセントにすることで、明るく広く見えるようになりました。
特にこだわったのが、黒いフレームにガラスを配した書斎です。部屋の閉塞感がなくなり、おしゃれなガラスで仕切ったセミオープンなスタイルに仕上げました。
玄関からつながる廊下など、天井にアーチを設けることで、シンプルな空間を印象的に見せています。
Before
After
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おしゃれに見えるリノベーションテイスト
リノベーションには、古い設備や伝統ある意匠などを残して活かすスタイルや、プラスαで新たなトレンドやデザインを採り入れる方法など、さまざまな手法があります。
リノベーションを通じて、おしゃれな戸建てに仕上げたいと思ったら、コンセプトやテーマを明確にすることがおすすめです。求めるテイストによって、方向性が決まります。
テイストを決めることで、全体のバランスが取れ、おしゃれに仕上がりますよ。
トレンドの北欧テイスト
※写真はイメージです。近年、トレンドになっているのが北欧テイストです。若い女性を中心に人気を集め、今では男性や子どもたちにも人気です。
北欧テイストは、色数を抑えた直線的でクールなテイストを基調にします。北欧は長く雪に閉ざされ、昼間でも日差しが閉ざされ、外は薄暗いという環境です。そのため、部屋の中は白を基調にデザインすることで明るい雰囲気を演出し、厳しい冬をもたらす自然と溶け込むようなテイストに仕上げるのがポイントです。
白やクリーム色、ベージュや薄いグレー、薄い水色やモスグリーンなど淡い色を配した壁紙を用いるとぐっとおしゃれさが引き立ちます。クールながらも温かみを感じるアースカラーを採り入れることで、一気に北欧感が演出できます。
インテリアと合わせやすいナチュラルテイスト
※写真はイメージです。北欧テイストもナチュラルな風合いですが、本格的なナチュラルテイストを目指す時は、自然素材の持ち味を活かしましょう。
木目がはっきりしたフローリングや木の壁など、木の温かみを感じられる空間に仕上げます。木の素材といっても、ダークブラウンなどの暗いカラーの素材を配したり、ツヤを出すと、どっしりとした高級感が出てしまいます。
ナチュラルテイストでは、身構えしてしまうような高級テイストとは異なり、誰もがホッとするような温かみを出すことが大切です。無垢材を用いたり、木のカウンターキッチンを配したり、インテリアも木製のものを選びましょう。丸太を組み上げたような、ロッジ風の造りを目指すのもおすすめです。
定番のシンプルモノトーンテイスト
※写真はイメージです。モノトーンとは白、黒、グレーなど落ち着きあるシンプルなカラーでまとめるテイストです。ポップな色や温かみのある色ではなく、どちらかというと冷たい感じのするカラーで仕立てます。
色のイメージだけで捉えると一見、無機質な感じがしますが、お部屋に取り入れると統一感が出て、スタイリッシュでシックな印象になります。シンプルなので、インテリアコーディネートがしやすく、グレーや白、黒などのソファやファブリックで統一すると格好よく決まります。
明度の高い色を使うと気分が高揚しますが、その分疲れてしまうことも少なくありません。
モノトーンは心が落ち着くので、実は癒されるテイストです。落ち着いた雰囲気のお部屋にしたい方におすすめです。
生活感が出にくいインダストリアルテイスト
インダストリアルテイストとは、今風のカフェやダイニングバーなどでもよく採り入れられているテイストです。
内装をコンクリートの打ちっぱなしにしているお店や、天井の配線・配管などをむき出しにしているお店を見たことがありませんか。このような無機質な質感をさりげなく打ち出したテイストにするのが、インダストリアルテイストのポイントです。
戸建て住宅にも採り入れることは可能で、都会にあるスタイリッシュなカフェのように、トレンド感のあるデザインに仕上がります。打ちっぱなし風の塗装は、外国風の雰囲気を醸し出すことができ、異国情緒を感じたい方や余計な装飾を好まない方にもおすすめです。装飾を施さない打ちっぱなしや、むき出し感こそがむしろ、おしゃれなテイストになるのです。
戸建てをおしゃれにリノベーションする際の費用目安
戸建てをおしゃれにリノベーションする際の費用目安は、どの場所をどのように、どんなグレードにするかや、施工面積によっても変わってきます。
築年数が経過し、老朽化が進んでいれば、補修や下地処理、下地部分の交換などの大改修が必要となり、その分費用がかさみます。そのため、相場は750万円〜2,500万円ほどと幅があるので、注意が必要です。
施工する範囲や素材に応じて金額の幅が大きくなり、同じ場所を施工するのでも、使用する素材や設備のグレードで大きな違いが出ます。
相続により無償で手に入れたから、リノベーションには思い切りお金をかけても良いという方や中古住宅を格安で手に入れたので、自分好みにできるなら高額の費用がかかってもかまわない方も中にはいます。
一方、予算に制限がある方は、希望の予算を伝えたうえで、どうすればイメージに合うリノベーションができるか、しっかり相談するのがおすすめです。費用については、下記の記事で詳しく解説していますので、ぜひ、ご参考にしてください。
戸建てのおしゃれリノベーションでよくある失敗
ここまで、おしゃれなリノベーション事例やおしゃれに見えるテイストについてご紹介してきましたが、成功事例や参考事例だけでなく、失敗事例も知っておくことが大切です。
よくありがちな失敗を理解することで、失敗を避けて、より満足度の高いリノベーションへとつなげることができるからです。
戸建てのおしゃれリノベーションでよくある失敗事例を4つご紹介しますので、反面教師として、ポイントを押さえていきましょう。
家事動線が悪くなってしまった
おしゃれな見た目にこだわるあまり、家事動線が悪くなってしまったという失敗例は少なくありません。長く暮らしていた住宅なので、家事動線は問題ないと思い込み、再考しないケースも要注意です。
何十年も前の暮らしと、現代のライフスタイルは異なっていて、使い勝手の良さにも差があります。今の時代の家事動線は、昔の住宅の使いにくいところを改善して考えられている場合が多いので、そのまま踏襲すると失敗につながります。
失敗しないためには、間取りやデザインを考える前に、家事や育児の動線・スペースを考えましょう。快適な暮らしのためにはデザイン性の高さだけではなく、使い勝手の良さも重要であることを忘れないことが大切です。
収納スペースが少なかった
快適な暮らしをするためには、収納スペースの確保が重要です。「シンプルな暮らしをするミニマリストを目指すから大丈夫」といっても、長続きするとは限りません。
人は暮らしていくうちに、いろいろと買い込んでしまいますし、子どもが生まれたり、高齢の親と同居することになったりして、家族が増えて荷物が多くなる可能性もあります。「物は持たないから大丈夫」という過信はNGです。
また、空間を広く使うことを考えて、収納スペースを削りすぎるのもいけません。リノベーションをした部屋に暮らすためには、まず持ち物の整理をして荷物を極力減らしたうえで、必要な収納スペースを設けることが重要です。
今ではウォークインクローゼットなどがある住宅も人気ですが、リノベーションをするような築年数の古い物件では、押し入れなど最小限の収納スペースしかない場合もあるので、新たに設置することも検討しましょう。
予算を大幅にオーバーした
リノベーションの相談を始めた当初は予算を設けていたのに、話し合いを進めていくうちに、あれもこれもと要望が出る場合や提案をどんどん採り入れてしまい、費用が膨らんでしまうケースがあります。
リノベーション費用は、中古物件を買う際の住宅ローンに含められることやリフォームローンを組むことも可能です。ローンが組めるからといって理想を追い求めすぎると、後で返済に苦労する方も少なくありません。
おしゃれな壁紙に天然無垢材や漆喰壁、最新の水回り設備の設置など、あらゆる理想を詰め込みすぎるのは、自己資金の余裕がない場合はリスクになります。どうしても譲れない条件を考えるなど、優先順位を決めておきましょう。
意思疎通がうまくいかなかった
家族間の要望が取りまとめられないという問題や、業者や職人との意思疎通が図れないことが失敗につながる大きな原因となります。
「プロだからどうにかしてくれると思った」「自分や家族の要望をくみ取ってくれると思った」とお任せにしてしまい、仕上がりイメージが大きく異なり、ショックを受ける方も少なくありません。
忙しくしている担当者に申し訳なさを感じて、なかなか要望を伝えられない方や「予算を押さえながら希望ばかり伝えるのは悪い」と思って遠慮してしまう方も多いです。その結果、理想とはかけ離れた仕上がりになってしまいます。
家づくりは一度行うと、気に入らなかったからといってすぐに改善できるわけではありません。手間も費用もかかることなので、なるべく1回のリノベーションで満足が得られるよう、信頼できる会社と何でも相談できるような関係性を築くことが重要です。
リノベーションで失敗しないための会社選び
リノベーションを成功させるには、信頼できる会社と、お互いのイメージを共有し合える関係性を築くことが重要です。つまり、おしゃれなリノベーションを成功させたいなら、会社選びがとても重要になるということです。また、おしゃれなテイストに仕上げてくれる、デザインセンスの高い会社を選ぶことが大切です。
そのためには、デザイン力、設計力のある設計事務所を選ぶことや、これまでの施工事例をチェックすることが必要になりますよね。
北欧テイストやインダストリアルテイストなど、仕上がりイメージがある場合には、そのテイストの実績が豊富で、自分が目指すイメージにマッチした業者を探しましょう。それぞれの業者に得意分野があるものです。不得意な分野や一度も施工したことがないデザインもあるでしょう。
また、耐久性の問題でリノベーションができない建物もあります。儲けたいからといって、無理に施工して、後から問題を生じさせるような会社を選んではいけません。
適切なアドバイスをくれ、リノベーションと同時に建物のメンテナンスもしてくれる技術やノウハウがあるような会社を選べると安心ですね。
特に築40年を超える木造住宅などは、特別な注意が必要になります。下記の記事で詳しく説明していますので、こちらも合わせてご覧ください。
まとめ
夢を叶える理想的なリノベーションの事例として、土間を活かした事例をはじめ、ローコストでもできる事例やシンプルに決める事例を紹介してきました。
リノベーションを行う際には、テイストを考えることもポイントです。トレンドの北欧風や温かみのあるナチュラルテイスト、スタイリッシュなモノトーンやインダストリアル風などテイストを決めることで、業者にもイメージが伝わりやすくなり、統一感ある仕上がりになります。
リノベーションのよくある失敗としては、主に下記の4点が挙げられます。
・家事動線が悪い
・収納が足りない
・予算オーバー
・業者との意思疎通不足
リノベーション成功のカギは、信頼できる業者とお互いのイメージを共有し合える関係性を築くことです。
そのためには、好みのテイストのリノベーション実績が豊富で、メンテナンス技術も高く、施工後のアフターサービスまでしっかりと対応してくれる、信頼できる業者を選びましょう。
戸建てのリノベーションについて、さらに詳しく知りたい方は下記の記事もぜひご覧ください。
▶中古住宅のリノベーションはやめたほうがいい?知っておくべきメリットとデメリット
▶中古住宅(戸建て・一軒家)のリノベーション費用を徹底解説!
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