ブロック塀の安全基準は建築基準法施行令で定められていて、ポイントは以下のとおりです。
・高さは2.2m以下
・壁の厚さは15cm以上(高さが2m以下の場合は10cm以上)
・長さ3.4mごとに控壁を設置(高さが1.2m超の場合)
・コンクリートの基礎がある
・鉄筋が入っている
高さは2.2m以下
ブロック塀の高さは2.2m以下でなければなりません。
敷地境界で地盤に高低差がある場合は、低いほうの地盤からの高さを測りましょう。
ブロック1段の高さは約20cmなので、段数を数えればおおよその高さがわかります。
壁の厚さは15cm以上(高さが2m以下の場合は10cm以上)
一般的なコンクリートブロックの厚さは10cm、12cm、15cm、19cmの4種類です。
塀の高さが2m以下なら厚さ10cm以上、2mを超え2.2m以下なら厚さ15cm以上が必要となります。
長さ3.4mごとに控壁を設置(高さが1.2m超の場合)
控壁(ひかえかべ)とは、ブロック塀に直交する方向に設置する壁のことで、地震時の倒壊を防ぐ役割があります。
長さ3.4m以下ごとに高さの1/5以上突出した控壁を設置しなければなりません。
控壁がないと、ブロック塀のバランスが保てず地震で容易に倒れ危険な凶器となります。