【お風呂のリフォーム】介護に重要な施工ポイントや費用相場


お風呂リフォーム
ご家族の介護のため、自宅をバリアフリー化したいと考えていらっしゃる方も多いと思います。


特にお風呂のバリアフリー化は介護リフォームで気になるポイントですよね。介護される側にとっては入浴時の事故防止・安全の確保ができます。また、介護する側にとっては、スムーズな動作が可能になります。そのため、双方のストレスを軽減する効果も期待できます。


本記事では、お風呂の介護リフォームの重要性や主な施工箇所、費用相場について詳しくご紹介します。介護リフォームを検討中の方は、ぜひ、参考にしてください。


お風呂の介護リフォームが重要な理由


お風呂は健康や清潔を保つために重要ですし、心身ともにリラックスさせてくれるスペースです。しかし、高齢者や要介護者の入浴時には重大な事故が起きやすい場所でもあります。リフォームの際には安全を確保する設計が大切です。


浴室の介護リフォームは、介護する側にとっても、動きやすくなるというメリットがあります。介護する側、される側両方の安全を確保するために、双方の視点に基づいて施工内容を検討しましょう。


浴室での事故を防止する


浴室では、「転倒」「溺れる」「ヒートショック」という3つの事故が発生しやすいです。高齢者の方がお一人で入浴する際に、このような危険に直面するケースは決して少なくありません。


また、要介護の方は入浴の際、介助する方に身を任せることになります。このとき、介助する方の動きが制限されるような浴室では安全を充分に確保できない可能性があります。


安全性を高め、事故を防止するためにも、浴室のリフォームは非常に重要です。


介護する側にとっても重要


浴室の介護リフォームは、介助する方の視点が重要です。前述のとおり、介助しやすい浴室のほうが安全性を確保しやすくなるためです。


入浴介助は通常の入浴よりも大きな動きが必要になります。介助する側が不便を感じる場合、重大な事故が発生するリスクが上がってしまいます。


「介助しやすい空間にするためには何が必要で何が不要なのか」など、介助する側の視点を組み込んでリフォーム計画を立てると良いでしょう。


お風呂の介護リフォームに関する種類と費用


お風呂の手すり

介助する側にも、される側にもメリットがあるお風呂の介護リフォーム。安全確保のためには実際にどのようなリフォームをすべきなのでしょうか。リフォームの種類、それぞれの施工費用について代表的な項目をチェックしましょう。



手すり


手すりの設置によって、浴槽をまたぐ際の転倒リスクを下げられます。浴槽に入る時、浴槽から上がる時に掴まる場所が異なるため、それぞれに適した位置への設置が必要です。また、シャワー付近へ設置すると立ったり座ったりする際のサポートになります。出入り口付近も転倒事故が多いポイントなので設置することで安全性を高められるでしょう。手すり設置の費用相場は1か所あたり、約3万円~5万円です。


浴槽


通常の浴槽を介護用のユニットバスにリフォームすると、介助する側・される側ともに安全性が高まります。浴槽の入れ替えには下記のような手法があります。

施工内容と効果

ユニットバスは天井・壁・床・浴槽が一体化しているタイプで、リフォーム費用が比較的抑えやすいというメリットがあります。ユニットバスへのリフォーム相場は100万円程度から、グレードによって変わります。


リフト


高齢者や要介護者は体力の低下が原因で、入浴中に浴槽から立ち上がれなくなるケースがあります。その防止策として、電動で浴槽に出入りできるリフト(バスリフト)の設置がおすすめです。


電動で動きますので、身体の移動に大きな力を必要としません。入浴者の安全性の確保とともに、介助する方の負担を軽減できます。


リフト設置の費用相場は約20万円~30万円になっています。

床材

浴室の床が濡れていると滑りやすくなり、転倒事故の可能性が高まります。また、タイルのような硬い床材は転倒時に怪我をしかねません。同時に、ヒートショック防止のために断熱性が高い床材の選択も検討しましょう。

床材の特徴と効果

もともとの床に安全性が高い床材を重ね貼りする手法が一般的です。費用は約10万円~20万円ほどが相場になっています。


お風呂の介護リフォームでは優遇制度を上手に活用しよう


お風呂の介護リフォームでは、複数のポイントに注意する必要があります。人によっては「思ったよりも沢山の箇所をリフォームしないといけないな」と思うかもしれませんし、費用面で溜息をつくこともあるかもしれません。


ですが、介護リフォームには優遇制度があり、介護保険制度を使えるものが多数あります。お風呂も対象となるため、積極的に利用しましょう。


効果的な利用のためには「何が必要か」を事前に把握しておくと安心です。介護する側・される側に必要なポイントをピックアップして、介護保険制度が使えるものを見極めると良いでしょう。段差の解消や手すりの設置、滑りにくい床材への変更などは、介護保険申請の中でも代表的な項目です。


また、弊社にご相談いただければ、お客様のご予算と状況に応じてアドバイスさせていただきます。数多くの介護リフォームを担当してきた実績がありますので、安心してご相談ください。


まとめ


お風呂の介護リフォームは、高齢者や要介護者だけではなく、介護する側にとっても大きなメリットをもたらしてくれます。適切なリフォームを行い、事故を未然に防ぎ、安心して入浴時間を過ごせるようにしましょう。


施工内容によっては介護保険制度が使えるものもあるため、費用面でもメリットがあります。費用面でもっと詳細な情報を知りたい方は、ぜひ下記の記事をご覧ください。


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