3LDKマンションのリノベーション費用相場や注意点を紹介



ゆったりとした間取りの3LDKマンション。適度な広さで住み心地の良い空間です。でも、時が経てば老朽化が進んでいきますよね。「最近、このあたりが気になるな」と思ったら、それがリノベーションを考えるべきタイミングです。  では、3LDKのリノベーションはどのようなポイントに注意するべきなのでしょうか。リノベーション前後の間取りの違いや施工費用も気になるところですよね。 本記事では、3LDKのリノベーションで注意したいポイントや費用について詳しくご紹介します。今後、計画をお考えの方は、ぜひ参考にしてください。

3LDKマンションの間取りにはどんな特徴がある?

間取り
3LDKマンションの間取りは解放感があることや、家族個人の部屋や寝室を設けやすいことから人気ですよね。以下、特徴をまとめますので見ていきましょう。

1:居室3つとLDKの構成
2:一般的に60㎡以上の広さがある
3:不動産公正取引協議会が定めた基準に則った施工である

3LDKの場合、広さは60㎡以上が一般的です。この広さをLDKと居室で分割する形になるのですが、実はLDKの広さには公益社社団法人首都圏不動産公正取引協議会が定めた規定があり、その規定をクリアした施工が求められます。

・居室(寝室)数が1部屋の場合、LDKは8畳以上であること
・居室(寝室)数が2部屋以上の場合、LDKは10畳以上であること

▶参照:公益社団法人首都圏不動産公正取引協議会「特定用語の使用基準

3LDKは居室(寝室)数が3部屋になるため、LDKは10畳以上の広さが求められることになります。なお、地域によって1畳の広さが異なるケースがありますので、実際の広さ(平米)に違いが出る可能性があることも理解しておきましょう。

3LDKマンションに向いている家族構成


3LDKの間取りは「夫婦ふたり+α」の構成のご家族に向いています。ご家庭によって違いはありますが、「夫婦ふたり+子ども数人」、「夫婦ふたり+子ども+祖父母」などが代表的な構成です。夫婦と子どもの家族構成なら、1部屋を寝室にし、ほかの2部屋を書斎や趣味の部屋、子ども部屋などに割り当てられます。

また、長く住めば部屋の役割が替わることもあります。たとえば子どもが幼い頃には独立した個室(子ども部屋)は不要ですが、成長にともなって必要になるでしょう。3LDKなら「夫婦の寝室+その他2部屋」から「夫婦の寝室+子どもの個室+その他」という振り分けに変更できるため、家族の状況の変化に合わせやすい一面があります。

2種類のマンションリノベーション


マンションをリノベーションする方法には2種類があります。ひとつは部分リノベーション、もうひとつはフルリノベーション(スケルトンリフォーム)です。部分リノベーション、フルリノベーションともに優れた方法ですが、どちらにもメリット・デメリットがあります。目的や希望の仕上がり、工事期間、費用などを比較し、適した方法を選択すると良いでしょう。それぞれのメリット・デメリットについて次項から詳しくご紹介します。

部分リノベーションのメリットとデメリットは?


まずは部分リノベーションのメリット・デメリットについて見てみましょう。

【メリット】
・短期間で工事が完了する
・費用を比較的リーズナブルに抑えられる

部分リノベーションは主に老朽化した箇所を交換する方法です。工事箇所が少ないため、短期間で工事が完了しやすいという特徴があります。比較的リーズナブルな費用で済むのも注目ポイントですね。

【デメリット】
・新旧のツギハギ感が出がちである
・古い設備に負荷がかかり、トラブルが発生する可能性がある

リノベーションをした部分、していない部分の差が目立ってしまい、ツギハギ感が出てしまうケースがあります。また、配管設備を交換しない場合、工事中に負荷がかかり、破損や水漏れを起こしてしまう可能性があります。

フルリノベーションのメリットとデメリットは?


次にフルリノベーションのメリット・デメリットを見てみましょう。

【メリット】
・家全体のバランスが取りやすい
・間取りの変更ができる

フルリノベーションはもともとある壁や仕切りを取り払ってから工事をするため、仕上がりにおいて家全体のバランスを取りやすい特徴があります。間取りの変更ができるのもフルリノベーションならではの嬉しい一面です。理想の家に作り替えやすい方法だと言えるでしょう。

【デメリット】
・工事期間が長くなる
・費用が高額になる

フルリノベーションは、工事の規模が大きいため、期間が長くなりがちです。余裕を持ったスケジュールを元に、着工時期を考える必要があるでしょう。また、工事箇所が多くなりますので、費用が高くなってしまう点も気になるところですね。

3LDKマンションのリノベーション費用相場を紹介

費用計算
ここからはマンションのリノベーションの費用について、箇所別・ケース別にご紹介します。

水回りの回収や間取り変更などはリノベーション、クロスやフローリングの張り替えなどはリフォームにあたります。リノベーションとリフォームの違いを詳しく知りたい方は以下の記事をご参考ください。

【リノベーション/リフォーム】違いは?

便宜上、本記事では間取り変更を伴う工事をリノベーション、伴わない工事をリフォームとして費用相場を解説します。

内装リフォームの相場


クロスやフローリングの張り替えなどをする場合は内装リフォームにあたります。内装リフォーム全体の費用相場は張り替える面積やクロス・フローリングの種類によって異なります。3LDKのマンションでよく見られる70㎡ほどの広さの場合、約90万円~120万円が相場です。費用相場を箇所別に紹介すると下記のようになっています。

内装リフォーム費用相場

フルリノベーション(スケルトンリフォーム)の相場


3LDKのマンションをフルリノベーション(スケルトンリフォーム)する際の費用相場は、全体で約600万円~約960万円です。フルリノベーションの場合は一度内装をすべて解体してからの工事になるため、箇所ごとよりも施工面積ごとに費用相場を見たほうが分かりすいでしょう。以下は3LDKのマンションでよく見られる広さに対する費用相場です。

マンションリノベ費用相場

3LDKマンションリノベーションの注意点


計画や予算が決まればリノベーションを進められますが、着工する前に注意するべき点を把握しておきましょう。
ここからは、マンションならではの注意点をご紹介します。さまざまなトラブル防止のためにもぜひご覧ください。

管理組合への届出・申請が必要となる


マンションには管理規約があります。規約の中にはリノベーションやリフォームに言及しているものがあり、違反するとトラブルになりかねません。管理組合や管理会社に届出や申請を行い、規約違反がないか確認しておきましょう。申請期限はおおむね「着工の1ヶ月前まで」が多いようです。余裕を持って申請すると安心ですね。

部屋の役割を良く考える必要がある


リノベーションでは、部屋の役割やライフプランを踏まえた計画を立てることが重要です。子どもがいる場合、年齢によって個室が必要な時期と不要な時期があります。小学校中学年あたりに個室を設け、子どもが独立するまで使うのであれば、およそ10年ほどの使用期間です。このような場合、リノベーションに着手するなら、子ども部屋が不要になった時期が適しているでしょう。

子どもの人数によっては1部屋を2部屋に分けたいと考える時期があるかもしれません。年齢や状況でリノベーション時期を決めるのも良いでしょう。親御さんと同居しているご家庭であれば、将来的に介護リフォームやバリアフリーリフォームを検討するのではないでしょうか。ライフイベントのタイミングを見極めて計画を立てましょう。

水回り設備を移動させる際は、近隣への配慮が必要


水回り設備の移動を伴うリノベーションであれば、ご近所へ配慮した間取りが非常に重要です。防音性が高くても、集合住宅では流水音が思ったよりも響きがちです。真下やお隣の家の寝室・リビングなどの生活空間に自宅の水回り設備が近く、流水音が響きやすい間取りでは騒音トラブルの原因になってしまいかねません。適切な間取りを予定しているとしても、水回りとご近所の関係については強く意識しておいた方が良いでしょう。

上下、両隣には挨拶を済ませておくこと


リノベーションをするにあたって、対応しておいた方が良いことのひとつとして、「ご近所への挨拶」が挙げられます。少なくとも両隣と上下のお宅にしておいた方が良いでしょう。「面倒だな」と感じるかもしれませんが、挨拶がある・なしで今後の人間関係が大きく変わる可能性があります。工事をする旨とともに「ご迷惑をおかけします」と一言添えるだけで、工事中の騒音や業者の出入りに対する理解を求めやすくなります。クレームやトラブル対策として効果的ですよ。

仮住まいが必要になるケースもある


リノベーションの際には仮住まいを用意するかどうかは、工事内容によります。フルリノベーションの場合は大規模な工事になり、壁や床も取り払います。ですから、多くのケースでは、仮住まいに移った方が快適な生活ができるでしょう。

部分リノベーションの場合は、基本的に住んだままでの工事が可能です。ただ、工事中に不便さを強く感じるようであれば、仮住まいの使用を視野に入れるのも選択肢の一つです。

リノベーションの際に工事以外で掛かる費用とは?


リノベーションは工事以外でも必要な費用が発生します。以下の費用を予算の中に入れておきましょう。

・仮住まいを使う場合の家賃
・仮住まいへの引っ越し費用、仮住まいから自宅への引っ越し費用
・大型家具や荷物を保管する倉庫のレンタル費用

家賃や引っ越し費用は仮住まいを使わなければ大幅に節約できますが、フルリノベーションならほぼ必須になります。立地によっては駐車場代もかかります。引っ越し費用は仮住まいと自宅を行き来する2回分が必要です。仮住まいに置けない大型家具・荷物があるのなら、レンタル倉庫やトランクルームに預けることになるでしょう。費用は業者ごとに異なりますが、おおむね預ける荷物の量や数、倉庫で使用する面積などで決められます。

3LDKマンションをリノベーションする際に費用を抑えるポイント


マンションのリノベーションはそれなりの費用がかかります。しかしある程度工夫を取り入れれば、工事の質を落とさずに費用を抑えることも可能です。設備や素材、優遇制度、事務所の選びかたなど、節約のコツをご紹介します。

リーズナブルな設備や素材を選ぶこと


基本的な節約方法として、リーズナブルな設備や素材の選択が挙げられます。水回りの設備のグレードや内装素材の見直しをしてみましょう。選択する内容によっては大幅な節約効果が期待できます。

弊社では、ご予算に合わせて設備や素材の提案をさせていただきます。リーズナブルでも期待する機能・役割をきちんと果たせる設備や資材を紹介しますので、ぜひ、ご相談ください。

リフォーム優遇制度を上手に活用すること


リフォームやリノベーションをする場合、一定の条件を満たしていれば優遇制度の利用が可能です。費用の節約にかなりの効果を発揮してくれるでしょう。リフォーム優遇制度では工事費の一部補助が可能な補助金や、税金の控除・減税などが受けられます。工事内容によって詳細が変わりますので、必要であれば積極的なチェックをおすすめします。興味があるかたは、リフォーム優遇制度について詳細に解説した以下の記事をぜひご覧ください。

リフォーム優遇制度   

顧客満足度の高い建築事務所を選ぶこと

お客様満足度
リノベーションに関して顧客満足度の高い建築事務所を選ぶことも大切です。リノベーションの費用対効果が高いと感じれば顧客満足度が上がり、逆に低いと感じれば下がるものです。つまり、顧客満足度が高い建築事務所なら納得の成果を出せる可能性が高くなります。弊社は、今までにご利用くださった皆様から顧客満足度95%という非常に高い評価をいただいております。お客様のご要望を第一に、ご期待に応える成果をご提供いたします。

弊社にお寄せいただいたお客様の声

まとめ


部分リノベーション、フルリノベーションいずれの手法を選択するにしても、どちらも詳細な計画が必要です。3LDKマンションではご家族の構成やライフプランによって部屋の役割が変わってくるので、それをふまえた上での計画を考えましょう。

実際にリノベーションを行う際は、管理組合への届出・申請の要否、近隣への配慮などマンションならではの注意点もありますので、適切に対応しましょう。顧客満足度は建築事務所の仕事の質を判断する一つのバロメーターになりますので、ホームページなどをチェックして調べてみるとよいでしょう。

弊社はマンションリノベーションの実績も豊富ですので、安心してお任せください。これから、計画を立てようとお考えの方は、下記のリンクからまずは、ご相談ください。

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